Tomatoes grown in a greenhouse

イタリア、シチリア島でのトマト生産

イタリア、シチリア島の南に位置するラグーザ県は、バロック建築の美しい街並みが広く知られ、ユネスコの世界遺産にも登録されています。そのなかでも街全体が世界遺産に指定されているシクリは人口2万6千人で、イルミニオ川の河口からピショット地区まで約20キロに渡る地中海の沿岸に広がり、高品質のトマトの生産地としても知られています。今日、イタリアのミニトマトの総栽培面積は国内の温室栽培の約三分の一にあたる2万4千ヘクタールを占めています。また生産量は年間90万トンにのぼり、今後も成長しうるビジネスとして注目されています。

イタリアで消費されるすべてのトマトの約40%は、チェリートマトの品種です。シチリア島独特の気候条件や灌漑水の高塩分が高品質の生産に大きく貢献しています。その効果について、長年にわたりこの土地で栽培に関与してきたムリアナファミリーはよく知っています。ジョセッペ・ムリアナ氏の父はファミリービジネスとしてバラ栽培をスタートさせましたが、2003年からこの気候を生かしチェリートマトの栽培も始めました。現在では約10,000平方メートルの農作地に毎年約100トンの生産量を上げ、イタリア国内に販売しています。

気温が零度を下回ると生産もゼロに

シチリア島の南にあるこの地域は、穏やかな冬と暑く乾燥した夏の気候により、トマトの成長には最適な地域です。また、地中海の潮風の恩恵も受けています。しかし冬のたった数日の寒い日がその生産に深刻な影響を与えることがあります。気温が零度を下回るとき、植物の生産はすべて失われてしまうのです。たとえ気温が零度を数度上回る場合でも、低温度下では果実の成熟が遅れたり、成長が妨げられるなど、植物に大きな影響が表れます。また、中間期の大きな脅威は温室内の過剰な湿度にあります。ほとんどの菌類および細菌性の病気は、低い温度で尚且つ高い湿度という条件下で広がっていきます。

このような状況下では、適切な換気と適切な加熱システムの組み合わせが、過酷な環境から植物を守る鍵となります。そこで、ムンタースの製品が採用されることになりました。ジョセッペ・ムリアナ氏はムンタースの空調ソリューションを採用し、その結果に大変満足しています。

GPエアヒーター、EMT30ジェットファン、EM50排気ファンの設置

始めに、寒い時期、低温によるショックから植物を守るため、温室内の温度調整をするオイルバーナー付GP130エアヒーターを設置しました。EMT30ファンは短時間で温室内に温かい空気を循環させ、ヒーターの稼動時間を節約するとともに結果的に植物の生命力も高めます。またEM50排気ファンは早朝に温室内の湿度を下げ、暑い夏の温度を冷却するのに大変役立ちます。こうして年間を通じて空調管理することで、植物の病気の発生を抑え、生産性をアップさせることができました。
「生産の最終段階で、商品はいつも最高のコンディションで出荷できます。これもムンタースの空調ソリューションの正確な空調コントロールのおかげです。」と、ジョセッペ・ムリアナ氏は話します。

情報

  • 冷却に効果的なEM50排気ファン
  • 温室内の正確な温度コントロール
  • 適切で安定した湿度を保つ
  • 相対湿度の低減

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